①アルマイトとは
アルマイトとはアルミへ人工的につくる酸化被膜のことです。お金でたとえてみましょう。たとえば、1円玉は腐食が進みにくいイメージですが、10円玉はサビて色が変わるイメージがあると思います。
なぜなら1円玉はアルミニウムでつくられていて【自然にできる酸化被膜】があるからなのです。
アルミ二ウムは空気と結びつきやすく、薄い酸化被膜をつくります。その酸化被膜があるため、一般的にさびにくいイメージがあります。しかし、自然にできる酸化被膜は白っぽくて非常に薄く、傷がつきやすく、環境によっては腐食してしまいます。そこで必要となるのが「人工的」に分厚い酸化被膜を生成する処理です。
この処理こそが、アルマイトです。
②アルマイトをすると色がつく
人の皮膚で例えると、人工的に分厚くした皮膚に毛穴が開いていて、毛穴の中に染料を付着させます。つまり、皮膚に単純に色を塗るのではなく、刺青のように浸透させるため、剥がれる心配はありません。下記の画像は、メッキとアルマイトの違いを説明する画像になります。
アルマイト処理の直後は、電気的・化学的に活性な状態です。静電気のようなものを帯びていると、汚れがつきやくなりますよね。
下敷きでも髪の毛を擦って持ち上げると、髪の毛がひっつきます。そのような力を利用し染料を吸着することで、着色が可能となります。
正確に言うと、陽極酸化処理(アルマイト)によって人工的に作られた酸化被膜は、1㎝ 辺り数百億個の小さな穴(孔)があります。
そちらに染料を付着させます。
また、アルマイトを施すことにより耐食性・耐摩耗性の向上、絶縁性などの機能が付帯します。
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